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発熱と解熱剤

熱があるときに、解熱剤を使った方がいいのか、悪いのか。
この議論はすでに、私の小児科医になったころも議論されていました。もう25年以上前から、おそらくもっと前からあったと思います。
解熱剤を使わない方がよいという理由には
1.熱はからだが、病原体と戦っている証拠で、体温を高くすることで病原体の増殖を抑えることができる。出典不明
2.いくら高熱になっても、脳が冒されることはない。これも出典不明。経験則?
3.解熱剤での薬剤アレルギーの可能性がある。薬剤アレルギーはどんなものでもあり得る。
4.解熱剤を使っても、熱性けいれんの発生率を下げることはできない(これにも逆の論文あり)。
 主に1の理由をあげる場合が多いです。

一方解熱剤を使った方がよいという理由には
1.熱が高いときは機嫌が悪かったが、熱が下がってから水分や食事をとることができた。経験則。
2.発熱が持続しているときにも、熱性けいれんの発生があり、そのときに解熱していればけいれんは起こらなかったかも。証明は難しい。
3.解熱剤を使っても、治癒時期の延長はない。経験則。
4.熱が高い方が病原体の増殖を妨げることができるのはin vivoでもいえるのか。
5.解熱剤を使うのと氷枕などで物理的に解熱するのと同等ではないか?
6.川崎病や不明熱ではほとんど使っているが、これらについてはどうでしょうか?

など様々な議論が長い間なされてきました。

結局未だ結論は出ていないようです。
いまのところ、解熱剤を使わないようにしたいなあというのが意見としては優勢のようですが、実際の臨床の場では解熱剤を使うことが多いです。

私は聞かれると、適材適所といっています。やはり難しいと思います。
同様のことは、抗菌剤(抗生物質)、抗ヒスタミン剤にも言えますね。
それらは、またの機会に

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地域のこどもたちが、健康な生活ができるように日々努力しています。また苦痛の少ない、お子さまに応じた最新の治療を心がけています。

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