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インフルエンザの迅速検査

インフルエンザの迅速検査はキット化されており、検査すると発症して概ね半日から24時間で陽性になります。前に書いたように少なくとも高熱が出てから数時間以内では偽陰性になることが多いです(私のだいたいの経験からです。多少異論はあるかもしれませんが)。
 

FUJI ただ昨年発売された富士フイルムのIMMUNO AG1という機器を使って迅速検査をすると100倍くらい感度がよく、数時間で80%以上陽性になるようで、偽陰性が減少します。

 

当然ながら新しい機器とか検査キットは今までのものより、ずっとコストがかかるわけです。特にまだ開院したばかりの当院ではとっても負担がかかるので、ずっと悩んでいました。
 こどもは(大人も)鼻に綿棒を入れる検査はとってもいやがり、ましてや偽陰性でもう一度やるのもかわいそうなことです。数時間で来院されることも多いですし、今の世の中早めに情報があればよいのかな。などetc.
 とあれこれ考えて、大袈裟ですが、清水の舞台から飛び降りる覚悟で導入を決めました。来週には検査ができると思います。
 少しでもこどもたちの負担がへればうれしいです(もちろん大人もです)。



予防接種

予防接種のお話<
子宮頸がん、インフルエンザ菌b型、小児用肺炎球菌の3ワクチンが4月から定期接種になります。今までは市町村の公費負担で任意接種でした。

ただほとんどの乳児の方が接種しているので実質変化ありません。
また11月から始まった4種混合ワクチンは12月頃まで不足気味といわれていました。当院はまだ開院して時間がたっていないためか希望者全員に4種混合ワクチンの接種ができています。まだ新規予約は可能ですので電話予約してください。

近々岐阜地区でも予防接種の広域化が始まり、岐南町、山県市などの在住の方でも岐阜市などかかりつけ医で接種が可能になるようです。「今後はどこで予防接種を受けようか。」と選択枝がひろがります。

インフルエンザの流行

今週になってインフルエンザが増えてきました。
当院はまだ開院して時間がたっていないこともあり、受診される方はそれほど多くはありませんが、FluA、B両方でています。
発熱3-6時間以内の場合もあり、インフルエンザの迅速検査キットで診断するのに苦労しています。複数回検査するのはこどもがいやがるし、保険診療のこともあり困っています。
 半日たてば、かなり偽陰性は減るのですが、実際のところそこまで待つのはなかなか困難ですね。

すこやかこどもクリニック

質量分析計とは?

前回、ミニコンのところで質量分析計で分析を と書きました。
質量分析計はある物質に電子や分子を当ててその分解する質量をみてどのような物質であるか調べる機械です。
 以前日本人でノーベル賞を受賞した田中耕一先生の業績も質量分析計に関するものです。
 この質量分析計を用いて、尿や血液を分析して病気を診断するのが、私の研究でした。
 具体的には有機酸代謝異常症という病気の患者さんの尿などを分析して、メチルマロン酸血症やプロピオン酸血症などを診断していました。もちろん自分だけで出来るわけではなく、現在島根大学の山口清次先生(当時は岐阜大学にいらっしゃいました)に指導をうけてやっていました。その後は前に書いたS先生に指導をうけFAB/MSを使ってカルニチン分析をしていました。
それと同時に酵素活性をはかったり、PCRを使って、遺伝子の変異も探したりしていました。

 現在はその質量分析計は進歩してタンデムマスの新生児の一斉スクリーニングになり、発病する前に診断したり、平時は無症状なのに嘔吐などで悪化する病気を発見したりすることができます。時代の進歩はすごいものです。

すこやかこどもクリニック

むかし懐かしコンピュータその1

以前パソコンのことをブログに書きましたが、これまでいろいろなパソコンを使っていました。
PC-8801mkII フロッピーディスクがついた人気のモデルで、BASICで簡単なプログラムを組んでいましたが、ゲームで遊んでいたことが多かったです。デゼニランド、アルファスなど懐かしいですが、今からみるとたいしたものではなかったです。でも熱中していました。
 その後研修医になってからエプソンのPC-286ラップトップを買いましたが、かなり重くとても膝に乗せて打てる代物ではなく、一太郎をRAMディスクを使って動かしていました。
 また当時実験で使っていたミニコンがDEC社のPDP11/20というものでした。島津製作所の質量分析計についていましたが、テクトロニクスの入力装置とプリンタープロッタと大きな円盤のようなハードディスクがついていました。これにはとても苦労させられました。いまとなっては懐かしいの一言ですが、当時はあーでもないこーでもないと夜中まで格闘していました。これを使って尿中有機酸分析をしていました。もう20年くらい前のことですが、これらのことが基礎になって一昨年有機酸代謝異常ハンドブックの分担執筆につながりました。少しは、やったことが、本に残せてラッキーだったですね。

すこやかこどもクリニック

インフルエンザの流行

今朝から雪が舞っていて、とても寒い日です。
週の初めはインフルエンザの患者さんが多かったのですが、週の後半からはインフルエンザは減ってきました。学級閉鎖などの対策が功を奏しているのでしょうか。
うがい手洗いに気をつけてください。
すこやかこどもクリニック

インフルエンザの流行期

月曜日になってから、インフルエンザがちらほらみられるようになり、流行期に入ったようです。本荘小学校の一部でも学級閉鎖になっています。
 インフルエンザの診断は検査キットで陽性であれば確定診断となるのですが、実際病初期では偽陰性になることが多いです。感覚的には38.5度以上の発熱がでて、半日たてば確実に出る気がします。6時間で何とか陽性になるくらいで、3時間では偽陰性の印象があります。ただ例外はあるもので、あまり熱がなくても陽性にでたり、高熱がでて時間がたっていても陰性の時もあり困ることもしばしばです。迅速検査キットやタミフルがない時代は高熱と流行で判断することが多かったですが、診断についてはあまり迷うことがなかった気がします。
検査ができるようになってよくわかるようになった反面、診断するのが難しいこともふえてきました。

今、流行っている疾患

今シーズンはずっと寒い日が続いています。ニュースではインフルエンザが流行っているとのことです。
 現在のところ本荘から鏡島地区にかけては、アデノウィルス感染症が多いですね。
アデノウィルス感染症は咽頭結膜熱(プール熱)といわれて夏に流行ることが多いと文献には書いてありますが、実際には冬にもあるようです。
 1月に入ってから、目の充血やのどの発赤がほとんどない高熱がつづくアデノウィルス感染症がみられています。高熱だけの症状だとインフルエンザと区別がつきにくく、診断する方は困ってしまいます。
 アデノウィルス迅速検査はのどを綿棒でこするので、「おえ。!」といってこどもがいやがり、インフルエンザ迅速検査は鼻に綿棒を入れるので[ツン!」とするので、これもいやがられます。どちらもこどもが泣いたり、暴れたりするのであまりやりたくない検査です。

まだ本荘地区ではインフルエンザのはやりはありません。
手洗いうがいをして予防しましょう。


水路(暗渠)

クリニックの本荘地区の周りには昔からの水路と思われる暗渠が所々にあります。
去年の10月に開院してから、昼休みに運動を兼ねてか散歩・散策しています。ただ最近は寒いのでサボっています。
1つは沖ノ橋から千手堂、本荘公園北側の水路。焼き肉エイトさんまで暗渠・道路になっております。おそらく県総合庁舎北、柳生町からの忠節用水のものと思います。グランビア岐山のあたりから守屋医院、沖ノ橋の水門、焼き肉エイト、本荘公園まで確認しました。SH3E0040.jpg

あとは鎌倉内科さんの前から市民病院方面にあり、何となく焼き肉エイトさんの方向に行っています。時間があればもう少し確認してみます。SH3E0041.jpg

岐阜市内には水路や暗渠が結構あるようです。忠節用水や下水道の関連もあるようですが、もう少し調査が必要です。忠節用水も少しインターネットで調べてみました。少し解説がありましたが、不明の点が多く、下流の方の記載は少なかったです。暇があれば、図書館などでボチボチ調べてみます。

すこやかこどもクリニック

ホームページの更新

パソコンを最初に始めたのは、PC-8801でした。当時はマイコンと言われていて、結構な値段がした記憶があります。趣味程度でBASICを使って、簡単なプログラムを組んでいましたが、あまりものになりませんでした。
 その後はエプソンのPC-286やMacSE/30を使っていました。主に論文や学会発表目的に、ワープロ、スライド作成として使用していました。今はレッツノートがメインになっています。書けば長いので、パソコンの遍歴はまたの機会にしますが。
 さてホームページは少しずつ更新しています。今回は手引き書を見てFlashを使ってみました。試行錯誤をしながら何とかつくってみました。しかしチェックでiPadでみてみたら、「おかしい。全然変わっていない。」
 いろいろ調べてみるとAppleのブラウザではAdobeのFlashがみられないことがわかりました。とはいうものの折角つくったので、なんとかつじつまを合わせました。
 結構時間がかかって目が疲れました(^_^;)

クリニック看板の照明

 開院以来 3か月たって看板の照明がやっとつきました。
内照式看板は開院時から点灯していましたが、水銀灯の方は全くつきませんでした。電気屋さんのレスポンスも悪く、なかなか修理が進みませんでした。
看板屋さんが来てくれて水銀灯や安定器を交換してくれましたが、ブレーカーからスイッチが入ったときだけ点灯し、いったんスイッチを切ると二度とつきませんでした。残念(T_T)。
しばらくそのままの状態で放置していましたが、昨日ようやく電気屋さんが再び登場し、修理してもらいました。結局水銀灯は200Vの電源が必要なので、片切スイッチでは電圧がかかりつかなかったようです。両切りスイッチに交換しめでたしめでたし、やっとつきました。

最近の状況

1月5日から診療を開始しましたが、12月の終わりからみるとぐっと病気のお子さんが減っています。
感染性胃腸炎はずいぶん少なくなってきました。
スギちゃんは罹患したようですが、まだ岐阜地区ではインフルエンザはほとんどありません。
今はのんびりしています。

すこやかこどもクリニックのホームページ

あすから診療します

今年は1月4日までお休みを頂きました。ご迷惑おかけして申し訳ありません。
 昨夜は毎年恒例になっている高校時代の有志の同窓会にいってきました。ホームページにあるように私は愛知県出身で甚中、五条高校出身で岐阜大学を卒業しました。おそらく岐阜の人たちで甚中、五条高校を知っている方はごくわずかとはおもいますが。 
 昨日の飲み会では、みんなある程度の年齢になっているのですが、なぜか中学高校時代のことを覚えているもので、しばらくすると特に男同士では地元言葉で昔を懐かしんだり、今の状況を話したりしています。昨日は女性が数名参加されていました。
 30年たっても男は顔をみれば、だいたいわかるのですが、女性の場合は自己紹介を聞いて思い出す状況です。昨日は近所に住んでいた同級生ですが、恥ずかしながらひと目ではわかりませんでした(向こうはわかっていました)。当時の印象があり、私と同級と思えないほど若々しく、またまたびっくりしてしまいました。
 地元を離れ、30年近くたつと機会がなければ中学、高校の同級生に会うことは全くありません。その点は寂しい思いをします。 
 今後も岐阜の本荘地域で私の地元になるよう地域に貢献していきたいと思っています。 
 あすから診療開始します。よろしくお願いいたします。

謹賀新年

  新年あけましておめでとうございます。
 昨年は多くの人たちのご支援をうけ、クリニックの方も何とか過ごすことができました。どうもありがとうございました。
今年も地域のお子様の健康を守り、地域の方々に貢献できるようにがんばって生きたいと思います。
 さて今シーズンの年末年始は、勤務医と違った年末年始と思いましたが、年末は雑用があり、かえって家のことはあとまわしになりました。
 家のそうじなどほとんどできず、年賀状も31日に書きましたというよりパソコンで作成しました。昼過ぎに岐阜中央郵便局にいったところ、アルバイトのお兄さんが来てくれて、車の窓越しに投函しました。完全な人間によるドライブスルーでした。
 今回は開業したばかりなので救急の当直はありませんでしたが、来年度からは当番が回ってきますので、また違った年末年始になるかもしれません。
 
皆様、本年もよろしくお願いいたします。

すこやかこどもクリニック 院長
プロフィール

すこやかこどもクリニック

Author:すこやかこどもクリニック
地域のこどもたちが、健康な生活ができるように日々努力しています。また苦痛の少ない、お子さまに応じた最新の治療を心がけています。

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