久しぶりの更新です。小児神経学会での知見です。
1.低出生体重児(未熟児)では以前から発達障害の発生率が高いことが知られていたが、頭部MRIで異常がない例でも発達障害がみられている。それらの症例では側頭葉、上側頭回の発育が悪いことが一部指摘されている。
2.12歳以上のてんかん症例にフィコンパ錠という新しい抗てんかん剤が適応になったこと。
3.結節性硬化症を合併した点頭てんかんにビガバトリンが条件付で使用できる見通しになったこと。
などが報告されていました。
最近は全体には大きな病気は流行していませんが、胃腸かぜ、溶連菌感染症が幼稚園、小学校で散見されています。
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今年は専門医の更新時期が重なっています。
5月末にてんかん専門医の更新がありましたが、恥ずかしながら忘れていました。締めきり3日前に事務局からのメールで催促あり、、急いで夜鍋して提出しました。
7月は小児神経専門医、9月は小児科専門医の更新があり、これらはきちんと期限内に完成し郵送しました。
専門医更新には、審査料と認定更新料と支払わなければなりません。今回は3学会重なったので、かなりの出費になります。専門医を維持するには仕方がありませんね。
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昨日、小児神経学会にいってきました。浜松なので比較的近くです。
てんかんの診断治療を中心に聞いてきました。ラミクタール、イーケプラの演題は少しずつ減って、代わりにイノベロン、ディアコミットの演題が増えていました。お昼にはドラベ症候群のドラベ先生の講演を始めて聴きました。同時通訳があってわかりやすかったです。 また発達障害、ADHDの治療もありました。
ヒブ、肺炎球菌のワクチンによって、化膿性髄膜炎がかなり減少しています。こんなに効果があるなら、欧米並みにもっとはやく導入されればよかったと思います。外は暑かったようですが、建物のなかは冷房があり涼しかったです。
学会会場ではめったに出会わない同級生や後輩の先生を見かけました。本当は金曜日まで会場にいたかったのですが、診療もあるので、木曜日1日だけになりました。
今後の診療に役立てます。
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明日5月29日木曜日は休診します。浜松での小児神経学会に出席します。休診にするのは心苦しいのですが、学会とか研究会で新しい知識や治療法を学ぶのは今後の診療にとても役立ちます。抗てんかん剤やADHDの薬などの組み合わせなどもとても参考になります。
金曜日からは通常診察です
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昨日は小児科の東海地方会が名古屋の愛知医大でありましたので、午前から出かけました。地下鉄藤が丘駅から愛知医大までのバスは、休日時刻表では1時間に1本しかありません。驚きました。とっても不便なところですが、休日はほとんど利用がないと言うことでしょうか。
多くの症例や病気は比較的珍しいものが多いのですが、どうやって診断に至ったかが興味があります。得てしてこういう発表は勤務医の視点が多いなあとの感想です。もちろん勉強になることもありますし、診療に役立つことも多いですね。
帰りは先輩の先生と食事をとってかえりましたが、suicaとmanacaを間違え通ってしまったので、清算するなどトラブってしまいました。
久しぶりの名古屋でした。
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